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コラム

2020.08.03

経営支援資料館

地方の中小企業を元気にするアドバイザーの挑戦②             ~行政書士としての知名度アップをめざせ~

直鞍ビジネス支援センター
センター長  岡田高幸

皆さんこんにちは。直鞍(ちょくあん)ビジネス支援センターの岡田高幸です。

先日久しぶりに京都に行ってきました。
京都では前職で家業の代表取締役社長を務めていた5年間を過ごしました。
当時取得した社会保険労務士の仲間と共にビアガーデンで楽しい一時を過ごしてきました。

士業を取り巻く環境や、社会保険労務士が今後どのように顧問先にお応えしていくべきかなどを
情報交換することができました。

さて、前回に続き、ご支援事例の紹介です。

●行政書士さまのお悩み

ある行政書士の先生から

「サラリーマン生活に区切りをつけて行政書士として独立したものの、
経営を軌道に乗せるにはどこから手を付ければいいかわからない」とのご相談を
いただきました。

ご経歴を詳しく伺うと、日本を代表する製造業の関連会社で長く設備の管理業務に携わり、
SDGs(国連の定めた持続可能な開発目標)に深い知見があり、
SDGsに関連したカードゲームの民間資格をお持ちとのことでした。

●私からのアドバイス

ご提案したのは「地域の小学生向けにSDGsカードゲームを開催すること」でした。

今、新聞でSDGsという単語を目にしない日はありません。
一方、SDGsに深い知見のある行政書士が全国にどれだけいるでしょう。

ここはぜひ、小学校でSDGsカードゲームを開催し、
潜在的に行政書士を必要としている方々の関心や共感を得ようという作戦です。

ちょうど先生のお子さまが小学6年生でしたので、
校長と交渉し「卒業間近の6年生への特別授業」という形で
SDGsカードゲームを開催することが実現しました。

また同時にプレスリリースも発信したところ、
当日の様子を新聞1社がカラー写真付きで取り上げてくださいました。

その結果、「行政書士に業務を頼むのなら、
あの小学校でSDGsカードゲームを開催した先生にお願いしよう」と、
ご依頼が続いているそうです。

また、地域の経営者コミュニティでもSDGsカードゲームを開催することが決まり、
人脈が拡がるだけでなく、具体的な売上アップにつながり、
事務所経営が軌道に乗り始めています。

●ここがポイント!

行政書士などの士業、先生業にありがちなのが、
法律知識や技術的な内容を延々と発信してしまうことです。

残念ながら他の先生でも発信できる内容やインターネットで検索できる知識を
どれだけ情報発信したとしても、お客さまからわざわざ選んでもらうことには繋がりません。

ご自身の経歴や趣味などからキラリと光る個性を見出し、
その個性を発信してお客さまから指名していただけるような仕組みを築くことが重要です。

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