事業承継の落とし穴―経営支配権-
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有限会社ビジネス・インスパイア 取締役
愛知大学会計大学院非常勤講師
公認会計士・税理士
花野 康成
中小企業の経営者が、事業承継で本当に悩むのは相続税ではなく後継者の経営支配権です。
どうしたら後継者が安心して経営していけるのか?
その基盤となる経営支配権が問題になります。
最近では、敵対的な同族株主の存在により後継者の経営が不安定になるケースがあります。
経営支配権の問題は、株式の分散によって生じます。
株式は相続や従業員への譲渡によって分散していきます。
経営支配権対策では、分散してしまった株式の再集中を図ります。