できる人の仕事ぶり、改善の在り処を探る ~あきらめない職場づくり~

株式会社エフェクト
石井住枝

カイゼン力とは

トヨタ自動車の違い

私は17年間トヨタ自動車に勤めていました。

トヨタは何かと注目を集めることもありますが、

特別変わったことをしたり、特別な人材がいるわけではないと思います。

何か違うところをあえて挙げるとすれば、

当たり前のことを当たり前に行う事を徹底していることかもしれません。

 

特に、人材を人財と考えて、

カイゼンできる人財を育成するための教育を徹底していました。

言葉の共有化

指導する際には、まず言葉の定義を決めます。

誰しも分かるような言葉に噛み砕き、意図を明確にし、言葉を伝え、理解させることに

多くの時間をかけます。


「わかりやすい言葉で伝える」とは、

例えば、大人が子供に言葉を教える時に、赤ちゃん言葉を使い、

擬音語で車の事を「ぶーぶー」って伝えていますよね。

これらは、子供には「車」と伝えても分からないだろうと想像し、

子供のレベルにあわせ、さまざまな角度から工夫し、理解させているのです。

 

このように、幼子に言葉を伝える時は努力をするのに不思議な事ですが、

会社で大人同士と目で判断すると、

伝えればわかるはず、意思が伝わらないのは受け手の理解力が悪いと、

つい相手に理解を依存し、伝える努力を省いてしまいがちになります。

 

お互いに育った環境、年齢、経験など背景が異なるのですから、

わからないのが当たり前のはずなのです。

「カイゼン」への共有理解

「カイゼンできる人財の育成をしたい」とよくご相談をいただきますが、

まず初めに行うことは、「カイゼン」の定義を自社オリジナルで社内統一の言葉、

できるだけ具体的な表現で定義し、書面化することです。

 

例えば、トヨタでは「改良」と「カイゼン」は異なると定義していました。

「改良」とは自動化などお金など投資し、働き易い環境などをつくること。

「カイゼン」とはできるだけお金を使わず、知恵をつかってより働きやすく、

効果ある方法をつくること。とありました。

 

時々、大企業だから改善が進むのでしょう。と誤解される事がありますが、
改良と改善を明確にし、

カタカナで「カイゼン」を使って全社で統一することを行っていました。

もちろん、言葉の定義はトヨタ用語辞典に記載がありました。

 

自社での「カイゼン」の定義を定めて、

できればお金をかけない「カイゼン」を進めていただきたいと思います。

 

 

次回は、カイゼン活動の進め方、人財育成などお伝えします。

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