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コラム

2022.10.24

経営者の声

合同会社 パークサカイ 酒井洋介社長

創業61年目を迎えるパークサカイさんは、先代からのおつきあいをさせていただいている
会社さんの一つです。

今回は現社長にインタビューをお願いしました。

会社は合資会社 酒井電器として昭和36年に創業したのですが
私自身がこの会社と歩みだしたのは実はまだ2年前のことです。

私はそれまでサラリーマンとして働いてきました。
「あと20年このまま勤め人をするのか?」と半年のあいだ悶々と悩んだ後、独立を決心して勤めていた会社を辞めました。

ちょうどその時期に父親が廃業し、この会社を解散する話が持ち上がっていたため、法人格を引き継ぐ形で事業をスタートさせたのです。

私の事業は父の行ってきた事業内容とは異なりますので、顧客を引き継ぐことはありませんでした。
ですから、初めのうちは前職の勤め先から受注する仕事と、自分で営業した先からの仕事との両輪で事業をしていこうと考えていました。

ところが、どちらの仕事もうまくいかず、特に自分で受注した仕事が後回しになり、おろそか気味になってしまうのを感じていました。

前事業年度の成績は良かったと伺っていますが、事業活動に何か変化があったのでしょうか。

思い切って前職の勤め先からの受注を止めることにしました。

すると、そのタイミングで、埼玉県から神戸に所在する100を超える数の店舗でロールスクリーンを設置するという大きな仕事を任せていただけました。1ヶ月かけて、毎晩、5店舗ほどの工事をして回りました。

これが自信をもつ大きなきっかけとなりました。

独立して働くことのいいところは、主体的に判断していけることや、機動性が高いことだと思います。

いつもの仕入れ先で在庫が切れていれば、新たな仕入れ先やメーカーを探しにいけます。
また、1か月間事務所に戻らず、全国の現場を巡ることもできます。

これらは勤め人の立場ではできなかったことです。

現在は、会社や事務所、幼稚園、保育園で、内装仕上げやブラインド設置、タイルカーペット張替え、非接触型手洗い器への取替など、なんでも屋のように幅広く仕事をしています。

仕事をされるうえで、社長が心がけていることを教えてください。

前職では営業を多く担当してきました。

営業職は、お客様との関係性をつくっていくのがおもしろい職種です。
利益という数字を出すのに、数字でないところで戦うことになります。

営業職は「水が欲しい人に水を売る」仕事であるとよく言われます。
まず「この方は水を求めているんだ」ということを理解して、その「水」を届ける。

私はこれに加えて、報酬を回収するまでが仕事という意識をもってやってきました。

倒産する会社も間近に見てきた中で、
安売りをしたり、取引の相手を選ばないことによるリスクを知っています。
ですから、仕事を安くは売っていません。

そして、仕事は選んでいます。
集金までに問題が生じそうな相手や決定権、決断力のない人とは取引できません。
どんな人からも受注をすることは「独立」という行動を台無しにする行為だと考えるからです。

今は一つひとつの仕事に時間をとって、お客様の時間を増やすことを心がけています。

それは、工事を検討している旨の電話をもらってから、現場調査、見積もり、受注をしたら、
あとは工事完了までお客様の手を煩わせないことで実現できると考えます。

そのために、工事に附帯する作業も私で手配します。
電気工事士の資格も有しているので配線等もできますし、もちろん工事の責任はしっかり持ちます。

手離れがいい仕事をさせていただいていると自負しています。

寺尾会計がお役に立てているところはありますか。

事業をしていくと、サラリーマン時代には接してこなかったことにいろいろと直面します。
そうした初めて出会う状況にアドバイスをもらえるのはありがたいです。

例えば、税金の支払いや、報酬額の決定。1年目は報酬の額を遠慮しすぎて「給与、これでいいの?」と助言をもらうこともありました。心配ごとは多いですよね。

また、会計ソフトの更新や、経理作業の簡略化のためのサポートも頼りにしています。

私自身、デジタルが嫌いではないこともあり、楽なITツールを教えてもらって、経理にかける時間を省力化しています。

今便利だと思っているのは、レシート取込みアプリです。
アプリを起動してレシートを写真で撮ると、データがクラウドにアップロードされます。
そして、AIが自動的に仕訳に変換してくれます。

経費を払ってすぐに写真を撮れば、早くて効率的です。

私は営業の利益を常に意識していたいので、出ていくお金が随時把握できるのがニーズにマッチしていると思います。

また、chatworkというビジネスチャットツールを通じて、資料や質問事項を24時間いつでも送ることができます。一週間に1回、30分くらいで資料の引渡しが終わるので、仕事の片手間でスムーズに経理作業ができます。

担当の水野さんは反応が早く、聞いたことにしっかりと応えてくれるのが魅力です。

電子帳簿保存法の話題が出た際には、今のやり方であれば大きく変更すべき点はないと説明してもらえました。

今後の展開について教えてください。

将来がどうなるのか、正直、事業展開は全く見通しがつきません。

建設業界において内装工事はこれからも必要とされるでしょうか。

発泡スチロールハウスや3Dプリンター住宅といった技術革新の状況を鑑みると、
窓やブラインドなどのインテリアは必要とされない時代が来るのではないかと予想しています。

ですから、この人のためなら無茶をしてでもと思える方からの依頼があれば、
建築分野に限らず積極的に仕事をしていきたいと考えています。

    おもしろいことをあと20年していきたい

ご協力ありがとうございました。

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