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コラム

2022.03.03

寺尾会計の税務的な毎日

国税の納税方法:7種類あります

令和3年1月から、個人の所得税及び消費税について
振替納税、ダイレクト納税の開始手続きがオンライン上で完結できるようになりました。

これまでは銀行印を押印した書面を税務署へ送る必要がありました。
今後はe-Taxの利用者識別番号とその暗証番号、キャッシュカードの暗証番号等があれば手続が完了できます。

振替納税とは、納税者の銀行口座から、国税が自動的に引落とされる手続きです。
一度制度を利用すれば、翌年以降も自動引落しされます。

国税の納税の方法には、次の7つがあります。
① 振替納税 (預貯金口座から自動引落し)
② ダイレクト納付 (指定した日に預貯金口座から振替)
③ 電子納税 (インターネットバンキングを利用する)
④ クレジットカード納付 (専用webページとクレカを利用する)
⑤ 窓口納付 (納付書を税務署・金融機関へ持っていく)
⑥-1 コンビニ納付 (作成したQRコードをコンビニへ持っていく)
⑥-2 コンビニ納付 (バーコード付納付書をコンビニへ持っていく)

これらのうち振替納税以外の方法は、申告書の提出に加えて
納税者が申告期限までにご自身で納税をする必要があります。

振替納税の場合、申告書を提出すれば納税の手続きは自動で行われます。
納税手続きをとる必要がないところが便利ですので
当事務所でも振替納税を利用されることをおすすめしています。

振替納税の場合、納税額の引落しは4月20日頃です。
その際に残高不足で引落しができなかったり、申告者が亡くなって口座が凍結していたりすると
延滞税の計算は申告期限から起算することになるので注意が必要です。

クレジットカード納付では、贈与税や相続税、法人税や源泉所得税等も納付することができます。
クレジットカード納付は、クレジットカードのポイントもたまりますし、利便性もあります。しかし、1%程度の手数料がかかるため、お得とは言い難いところもあります。

ご自身の利用しやすい納税方法を今一度検討されてみるのはいかがでしょうか。


参考HP:国税庁HP 振替依頼書等のオンライン提出について
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nozei-shomei/online.htm

国税庁HP 国税の納付手続(納期限・振替日・納付方法)
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/01.htm

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