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コラム

2014.11.03

社長応援日記

企業内の不正行為を防止する対策=その1

コンビニの商品ロスの9割は、内部のアルバイト店員によるものだそうです。
『万引き』といっても、
「揚げ物をひとつ多く揚げてしまったので、食べてしまう」
「陳列期限の過ぎた商品を持って帰る」など、
あまり罪の意識もなく、あるいは、罪の認識すらなく
行ってしまいそうなものです。
もちろん、
そんな積み重ねが大きなロスにつながっているわけですから、
見逃すわけにはいきません。
そこで、不正行為を防止する対策について考えてみました。
米国の犯罪学者・D.R.クレッシーの「不正のトライアングル」という仮説によると、
不正が発生する原因には3つあるそうです。
① プレッシャー  ② 機会  ③ 正当化
①プレッシャーというのは、
『不正をしてでも手に入れたい』という私的な事情・環境に
あることです。

(ex.巨額の借金がある、会社をなんとか立て直したい)
②機会というのは、
不正をしてもバレない、不正行為が可能である外的環境の
ことです。

(ex.一人で現金を扱う機会がある、帳簿を一人で扱っている)
③正当化というのは、
言い訳をして、不正を行う際の「良心の呵責」を感じにくくすることです。

(ex.後で返すから、まぁいいだろう)
クレッシーは、大きな不正を念頭に仮説をたてましたから、
3つの原因をあげたのでしょうが、
私はこれに「認識不足」も加えたほうがいいように思います。
(ex.その行動が不正にあたると思わなかった)
モノやカネ・情報という経営資源を守るのもさることながら、
ヒトという、大切な社員を犯罪に追い立てないよう、
企業はこの4点を押さえた仕組みづくりを行うことで、
不正行為を防止していく
ことになります。
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