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コラム

2010.08.25

家督相続 〜円満な相続のために〜

平成の家督相続

こんばんわ
今日は相続に関してのコメントを残したいと思いますので、お付き合いお願いします
私は、名古屋市緑区で税理士事務所を開業しています
今でこそ区画整理が進み、マンションや店舗が建ち並びましたが、昔から名前のとおり緑豊かな山や農地の多い地域でした。緑区はこのような土地の割合の高い資産家の方が多いのが特徴です
「たわけもの」という言葉は「田分けもの」と書き、農地を子どもに均等に分けると農地が細分化され代々続いた農家の衰退を意味するため、戒めとされてきました。
昔は、家督を相続した者が財産をすべて相続承継する代わりに、親や祖父母、子や孫、叔父、叔母、甥、姪に至るまでの面倒をみ、家長として「家」を守り、繁栄させていかなければなりませんでした
現代では、家督制度が廃止され、核家族化が進んだため、面倒をみるのはせいぜい親子三代までと範囲が狭まり、その負担はかなり減りました。相続に関する個人の意識も変化し、争いへと発展するケースも増えてきています。
しかし、資産家の方にとっては、農地や家業を跡取りに相続させ「家」や遺族を守っていくことが本意なのではないでしょうか。しかし、民法では均分相続で遺産を平等に相続することを定めていますから、このままだと農地や事業用資産が相続人に均等に分配されてしまいます。
これを防ぐため、まずとるべき行動は「遺言を書く」こと。自分の意思を最優先させるためには遺言作成が最も効果的です。ただし、作成のルールがあるので何も考えずに書くと、無効になったり、かえってトラブルを招いたりと逆効果になってしまいます。相続はまず円満相続が第一で、納税対策や節税対策は円満に相続されて初めて実現します。
最後までお付き合い戴きまして有難うございました

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