環境ビジネスに低リスクで参入する方法

自分の財産となる信頼関係の作り方

情動心理学開発研究所代表

小山 祐敬(ゆうけい)

 約束を守る、正確を期す、連絡を怠らない等はお客様に信頼をされるための前提条件と心得るべきです。

お客様の側に立てば、これらは当たり前の事だからです。

 

 その上で築く信頼関係は、単なる低姿勢や劣位性を示すボディランゲージという表面的な行動によって築かれるものではなく、お客様が持つ不安感という負の情動に対する気遣いや、自分の中の迷いや困惑という負の情動への対処によって築かれることを、情動心理の観点から観てきました。

 私たちは不安や恐怖を与える人を歓迎せず、逆に、それを取り去ってくれる人には信頼を置きます。

以上を言い換えますと、

『関連する様々な人の負の情動を自分の携わる仕事を通して解決することで信頼関係をつくることができる』

と言うことができます。

信頼関係を成功させる条件

前述の信頼関係の作り方は誰もが簡単にできるわけではありません。
歴史上、この信頼関係の作り方を成功させた人物がいます。

徳川家康は自分の不安と真摯に向かい合い、戦の恐怖におののく自画像を描かせて教訓とし、
克服の努力を怠りませんでした。

坂本竜馬も維新の動乱で生ずる人々の負の情動と状態を察知し船中八策を提案しています。

全ての成功者は澄んだ心を持って、自他の負の情動を解決する努力に成功している人です。
信頼関係づくりの根本ともいえる『澄んだ心』を如何に作るか、が課題となるでしょう。

仕事行禅のすすめ

筆者は時折、禅をおこなっています。

禅の目的は究極的には宇宙全体と自己との一致を目指しますが、その過程で平常心、不動心、清浄心などが養われ、気持ちがよいものです。

 

 そして、前述した信頼関係づくりの根本ともいえる『澄んだ心』は禅によってもつくることができるというのが筆者の考えです。

ところで、禅にはいくつかの種類があります。

座ってするのが座禅、立てば立禅、寝れば臥禅、そして何か行動を通してその境地を模索するのを行禅といいます。

 

先の課題を追求すれば、自然とビジネスは行禅となっていきます。

 

座禅では、身体の痛みや気の緩みがその目的を阻みます。

行禅では、段取りの不足や方針への戸惑いが集中力の妨げとなります。

 

仕事を通じて、自他の負の情動(不安や迷い、恐怖や怒り、嫉妬や憎しみ)の対策を立ててみて下さい。

坂本竜馬のように答えは必ず見つかります。

方法も考え付きます。アイデアも浮かんできます。

"天は自ら助けるものを助ける"のです。

 

 これらの対策が自分の中で蓄積されたなら仕事はもはや収入のためだけではなく、自己成長や自己実現に役立つものとなり信頼関係は仕事上の勲章となり自己の財産となることでしょう

[完]

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