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コラム

2021.11.13

経営支援資料館

会社をひとつにして強くする社員活力創出経営のススメ              第4回 自立型人材を育てるメンタリング・マネジメント

オフィスオントロジー
代表 組織活性化コンサルタント 友成治由

人材育成の究極の目標

人材育成の目標はココにあるのではないのでしょうか?
社員ひとりひとりが自発的にグングン成長しつつ、協力し合うチームワークがある。
そんな人材を「自立創造型相互支援人材(以下、自立型人材)」と呼びます。

「自立型人材」は、こう定義されます。

「いかなる環境状況条件においても、
みずからの能力と可能性を最大限に発揮して、
道を切り開いていこうとする人材」

いまおかれている状況や環境は一切関係ありません。
今・ここから、みずからの意思で、できることから、他者と協力しながら道を切り開ける。
古今東西、何かを成し遂げた人や組織は、必ずこの自立型人材です。

しかし、決して特別な人ではありません。
これからあなたの会社にも生まれてくる社員たちのことです。

自立型人材が育つための2つの要素

自立型人材に育つためには、2つの要素があります。
1つめの要素は「夢」です。
夢があり、どうしても成し遂げたいから、道を切り開こうとします。

あなたの会社に「夢」「ビジョン」「みんなで作りたい理想の会社の姿」など、
みんなの心がポッと熱くなるような目指すものがあるならば素晴らしいことです。

2つめの要素が「メンター」です。
メンターとは、人を育て導くものの存在。
古代ギリシャ神話で、漂流・行方不明になったオデュッセウスの子を、
代わりに立派な一人前に育て上げたメントールという人物に語源を発します。

わたしたちは、ひとりでは生きていけません。
幼少期は親、子供から青年時代は教師や周囲の大人、社会人になってからは
社長や上司や顧客など、周囲のひとの影響を受けて育っていきます。

そんな、成長に影響を与えるひとのことを「メンター」と呼び、
人を育てる行為を「メンタリング」と呼びます。

このマネジメントが依存型人材を生む

メンタリングの育成目標は、「自立型人材」を育てること。
社員がどんな環境条件においてもみずからの力で道を切り開けるように導く。
それがメンターの役割です。

ときには未熟な仕事にやきもきし、指示・指導を強化し続けたり、
自分がやった方が早いと社員の仕事を取り上げたりすることもあるかもしれません。
しかしそれは「コントローラー」といい、社員を外から動かそうとする行為です。

社員の自立的な意欲向上や能力発揮の芽をつんでしまいます。
指示・命令・管理がないと動けない、「依存型人材」を生んでしまいます。

メンターがたったひとつ意識することとは?

メンターの仕事は一言でいえば、「やる気にさせる」ことです。
社員の本来もっている意欲や能力を信頼し、「やる気にさせる」ことで、
一歩踏み出させ、試行錯誤させ、みずから道を切り開くように導きます。

時には指示指導をすることもありますが、それは「正解」を与えるためではなく、
考えたり工夫したりする「きっかけ」を与えるためです。

もちろんメンターも人間ですから、未熟な姿を見るとやきもきすることもあるでしょう。
しかし、それでも目の前の社員を信頼し、きっかけを与え続けること。
メンタリングとは、「信頼し続ける勇気」とも言われます。

部下の指示指導に迷ったら、ぜひ「やる気にさせる」を意識してみてくださいね。
社員たちの目の色が変わることに驚くはずです。
自立型人材育成のメンタリング・マネジメント、はじめませんか?

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