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コラム

2021.05.03

経営支援資料館

アフターデジタルの時代がやってきた                    第3回 デジタル化で社会はどう変わるか?

YouTuber
すぎやま先生

交通・流通革命

前回、世界はデジタルの向こう側、つまり『アフターデジタル』に向かって
進んでいるというお話をしました。

その中で、一番大きな変化は『交通・流通革命』かもしれません。

「え、デジタルの話なのに交通・流通革命?」と思いますよね。

例えば、静岡まで行きたいという時、今までだったら、
『Google Map』『乗換案内』『バス案内』など
いろいろなアプリを使って調べていたと思います。

しかし、世界ではそういう複数の交通手段を横断的に調べて
経路や交通手段を提案してくれる、そういうサービスが実用化されています。

電車、バスはもちろん、シェアサイクル、タクシー、レンタカーなどを
横断的に検索してくれて、最速、最安、乗り換え少ないなど、
いろんな条件で提案してくれるサービスです。

Uberとは?

今話題の『Uber Eats』も流通革命のひとつです。

昔は出前と言えばお店のおじさんがやるのが当たり前で、
まさか見ず知らずの個人に配達を委託するなんて誰も考えなかった。
いろんな不安があるからです。

その不安をデジタルの力で解決し、新しいシステムを作り上げたのがUber Eatsです。

Uberというのはもともと個人タクシーの仕組みで、
日本は規制が厳しくてUberは認められていませんが、近いうちに認められると思います。

そうすると、自家用車、電車、バス、タクシー、自転車ぐらいしかなかった交通手段に
Uberやシェアリング自転車という新たな交通手段が加わります。

しかも、これらが全て、アプリひとつで検索、予約、支払いができるようになります。

O M O

Uber Eatsの革新的なところは個人によるデリバリーシステムを作った
というところだけではありません。

今まで『絶対的なリアルビジネス』だった飲食業を
オンライン化、デジタル化したところです。

オンラインで商品を見て、オンラインで注文して、オンラインで支払いができる。
それができたら、あとは食べるだけです。だからデリバリー化できた。

これが普及してくると、食べるところ以外はデジタルというのが、当たり前の社会になっていきます。

例えば、中国ではコーヒーもアプリで注文して、決済することができる
ラッキーコーヒーというお店があります。

あとは、通勤途中に受け取りたい人はお店で受け取る。
職場で受け取りたい人は職場にデリバリーしてもらう。

今までの『飲食』といえば、基本はお店で食べるしか選択肢がありませんでした。

しかし、『食べる』という行為以外がすべてオンライン上で、
デジタルで処理できるようになったことによって、
デリバリー、テイクアウト、イートイン自分の気分や都合に合わせて
さまざまな選択肢を取ることができるようになります。

つまり、リアルとデジタル、オンラインとオフラインの間の壁が、あまりなくなってくるんですね。

これをO M O=Online Merge Offline(オンライン・マージ・オフライン)と言います。
マージとは混ぜるという意味ですね。

今までは「いかにデジタル化を進めるか?」というのが社会全体の課題でしたが、
もう世界はその先、つまり「デジタルとリアルの境目がない」状態に入りつつあるのです。

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