2020.06.25
経営者の声
特定非営利活動法人 F.C.Toyoake 伊藤達也 代表
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落合公園で30名ほどの1・2年生がコーチの号令に応えて
はっきり大きな声で「はいっ!」と答えてサッカーの練習をしています。
日中は保育士としても働くコーチが、にこやかに選手を鼓舞しながら指導します。
これは豊明市に2つあるサッカークラブの一つ、F.C.Toyoakeさんの練習風景です。
NPO法人F.C.Toyoakeさんについて教えてください。
F.C.Toyoakeは、豊明市を拠点にした特定非営利活動法人です。
スポーツによる青少年の育成、
一生付き合える仲間の獲得、
健康増進を活動の目的としています。
暁幼稚園の課外クラブからスタートし、平成20年からNPO法人として活動しています。
現在は、市内の公園等におけるサッカークラブ、暁幼稚園さんの別館体育館をお借りしての剣道、
フットサル教室を運営・支援しています。
サッカークラブでは、現在、300人の子どもたちにサッカーを教えています。
コーチはみんな私の教え子で、子ども達やクラスが増えていってもコーチ同士の不調和などはなく、
クラスに対する思いも共有されています。
サッカークラブF.C.Toyoakeさんについて教えてください。
3歳から中学生が所属するサッカークラブです。
F.C.Toyoakeは、サッカー技術の向上以上に、メンタル面を重視するサッカークラブです。
サッカーはチームスポーツなので、練習の中で忍耐力や協調性が身についていきます。
そして、競い合うことも大事にしています。実社会に出れば競争も当然ありますから。
競争といっても、能力がないから切り捨てるという意味ではありません。
活躍する機会は均等にあります。
例えば、6年生は現在Aチーム(10人)とBチーム(9人)の2チームに分かれています。
試合は8人制なので、出場する選手は各チームの中でローテーションしています。
その環境の中で、選手自身が自分のレベルを認識し、互いを認め合いながら切磋琢磨しています。
何処でやっても、誰とやっても、勝っても、負けても、上手くいっても、上手くいかなくても、昨日の自分より成長するために直向に努力を続ける事が最も大事であると思います。
F.C.Toyoakeさんでは日々の練習や試合以外に、遠征もされているようですが、遠征の良さはどんなところにありますか。
遠征は、春・夏・冬と、長期休暇ごとにあります。
1期生が3・4年生になった時から遠征事業を行っており、20年間欠かすことなく実施しています。
10歳以下の選手を対象に事業している愛知県サッカー協会のキッズ委員会の会長を務めて今年で5年目になるのですが、おかげで人脈も広がり、そこからの紹介で遠征先の選択も増えました。
遠征は普段の練習と異なり、チームメイトと寝食を共にし、親と離れることで自律力が高まります。
自律力は自力で生きていく力。社会に出て逆境にぶつかっても自分で超えていける力です。
そういう力が身につくと、引きこもったり、一人で悩みを抱え込んだりすることがなく成長できると
考えています。
NPO法人設立から20年を迎えられましたが、なぜ長年続けて来られているのでしょうか。
私は子どもたちが成長していく姿がとても好きで、その気持ちが活動の原動力です。
F.C.Toyoakeには、幼稚園クラスから入って中学生クラスまで10年以上所属し続ける子も多く、
子ども達が成長していく姿を見ていられます。
子ども達が活動し続けていくことは、私の努力だけでは到底できません。
継続できるのは、そこには関わるスタッフ、選手、保護者様がつながりあっている温かい環境があるからです。
そして、継続できるからこそ得られる成功体験があります。
成功体験があるからこそ頑張って続けていける意思と覚悟と希望がみえてきます。
子ども達が成功体験をし、成長していく姿をこれからも見続けていきたいです。
F.C.Toyoakeさんの事業運営の中で、寺尾会計はどのような支援をしていますか?
個人でやっていた頃は税務関係が全くわかりませんでした。
そこで、豊明高校で監督をしていたときの第1期生が勤める寺尾会計のお世話になることにしました。
それ以来20年間、ずっと教え子が担当してくれています。
そういう意味では、通常のビジネス関係以上のハートフルなサービスをしてもらっています。
NPO法人化や会社の設立、設備資金の借入が実現できたのもプロセスの中で親身になって対応して頂いたおかげだと思っています。毎月の業績報告も迅速で説明もわかりやすく税務の知識の幅も広がりました。
今後の展望について教えてください。
女の子だけの大会もあるので、女の子が増えてきたら女の子のみのチームも結成したいです。
また、高校生クラス(ユース)も検討しています。
私が教えられるスポーツはサッカーしかありませんし、サッカーでしかスポーツの楽しさを伝えられません。
しかし、今後は私の考えに共感頂ける方の協力を借りながら、もっとたくさんの人達にスポーツの楽しさを伝えられればと思っています。
ご協力をありがとうございました!
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