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コラム

2019.08.03

家督相続 〜円満な相続のために〜

遺言 と 相続 と 家族 と お盆 と

昨今、遺言書を書かれる方が増えています。
自筆証書遺言の検認件数は毎年増え、10年前の1.3倍です。
公正証書遺言の作成件数も平成26年以降、毎年10万件を超えています。
統計上だけでなく、実務上においても書かれる方が増えているのを感じています。
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『自分が亡き後も揉めないで、家族仲良く過ごしてほしい』
『かつての自分がそうしたように、先祖代々の財産を継いでいってほしい』
そうした想いを形に表す手段、最後の手紙として、遺言は非常に効果があります。
ところが、遺言に書かれた分割に納得できない相続人さんもいらっしゃいます。
『お父さんはいつも○○ばかりに優しかった』
『お母さんは○○に言われたまま遺言を書かされただけだ』
こうなってはせっかく残した遺言が相続人間の禍根にもなりえます。
遺言は主に財産分割について記すことが多いですし、
そもそも手紙というのは書き手の想いを一方的に書くものですから、
遺言にご自身の想いに添わないことが書かれた相続人さんにとっては
なかなか腑に落ちづらい
一面があるのも事実です。
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今年もまもなくお盆がやってきます。
せっかくの休みに家族と不穏な空気を作りたくないと思われる方もあるかもしれません。
しかし、相続はなにも財産を承継するだけのものではありません。
人の想い、思いやり、優しさを継いでいくものでもあるように思います。
財産のことは横に置いておいて、
まずはご家族の言葉をゆったりと聴きあう時間をいつもよりたくさん設けてみませんか。

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