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コラム

2015.03.23

寺尾会計の税務的な毎日

個人事業主の皆さま、確定申告を活用しましょう!

毎年怒涛の確定申告が、今年も完了しました。
個人事業主の皆様にとって、
確定申告は、税金を申告し、納める場であると同時に、
1年間の事業結果を知る機会でもあります。
この機会に、
何となく身を持って感じている経営状況を
数字で確認してみませんか?

青色申告で65万円控除を受けていらっしゃる方は、
『貸借対照表』を記入されたと思います。
事業結果を数字で確認する1例として、
今回は、この貸借対照表を使って、
事業の安定性を見てみましょう。
支払手形」と「買掛金」を足します。
(1年以内に支払う場合には、「借入金」と「未払金」も加算)
現金」~「売掛金」6項目を足します。
(1年以内に換金予定の場合は、「有価証券」も加算)
(1年以内に受け取る予定の場合は、「前払金」と「貸付金」も加算)
②の金額に「棚卸資産」を加算
この3つの数字を比べてみましょう。
②>①が最も理想的、つまり、安定的な状態です。
差額が大きい場合には、
設備投資や新規事業の展開も積極的に検討できます。
③>①の場合、資金ショートの可能性があります。
資金繰りや在庫量、売掛サイクルなどの検討が必要です。
①>③の場合、危険な経営状態です。
1年以内に支払う負債が、
1年以内に現金化される資産より多い状況です。
事業資産の組換えなどの検討が今すぐに必要です。
「事業が上手くいっているな」「まだまだなんとかなるかな」
といった普段の感触と違わない結果になったかもしれません。
しかし、数字で見ると、
明確に、客観的に、現状と対策がわかりますね。

確定申告書を活かして、今年も1年、事業に取り組んでいきましょう。

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