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コラム

2011.10.04

家督相続 〜円満な相続のために〜

争族とその構図⑦:争族にならないために

6回に分けて、争族とその構図についてみてきました。
皆さんの相続が争族にならないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか。
遺言を書いてもらう
遺産分割を不要にする遺言があれば、協議が不要ですから、争族に発展することもなくなります。
美田のこして悲田にすべからず。
財産を 残すのならば 遺言を。
ただし、相続税が課される場合は特に、専門家に相談してもらうことも必要です。
納税資金の不足は、争族とは別の大きな問題になります。

こちらの記事も参考にしてみてください
https://www.teraokaikei.com/2011/08/15/219973925-html/

言いたいことを紙に列挙する
遺産分割協議を行うことになったら、各相続人が言いたいことをすべて紙に書き出しましょう。
視覚化し、問題を一つずつ解決する方が、やみくもに話し合うよりも感情的にならずに話し合うことができます。
財産・債務を紙に列挙する
遺産分割協議を行うことになったら、被相続人の財産・債務とその評価額をすべて紙に書き出しましょう。
そして、各相続人ごとに、どの財産を誰が相続したらいいと思うか一覧を作ります。
その一覧で合致しない財産・債務に協議の的を絞ることで、具体的な話がしやすくなります。
相続割合を決めようとしても、抽象的で感情的な話になりやすく、話し続けても、解決の目処がつきにくいです。
相田みつをさんの詩にこういうものがあります。
うばい合えば
足らぬ
わけ合えば
あまる
相続もこの通りだと思います。
相手を尊重し、相手の立場に立って、お互いに想い合い、譲り合うことが争族を回避する原則だと思います。

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