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コラム

2011.05.03

家督相続 〜円満な相続のために〜

相続税のない国もあるんです!

世界に国は194カ国あります。
その中に、相続税・贈与税のない国もいくつかあります。
主な国には、中国、香港、シンガポール、オーストラリア、スウェーデン、モナコ共和国、リヒテンシュタイン、ロシア、メキシコがあります。
香港やシンガポールは、裕福な階級の人を自国へ呼び集めるための政策として、相続税や贈与税を課していないそうです
オーストラリアでは、相続税が課されない代わりに、相続財産に対して所得税が課されるそうです
日本では古くから相続税が課税されますので、資産家が亡くなったら課税されるのは当然の感覚があるのではないでしょうか。
多くの資産をもつ人が亡くなったら、その資産は子どもへ引継がれます。
子どもは苦労なく親の資産を手に入れることになります。
そこで、富の再分配という観点より、その資産に対して課税されるのです。
一方で、相続税がない国の人からすると、親が苦労して貯蓄した資産を子どもが相続するという当然の行為になぜ税金を納めなくてはならないの?
だいたい、稼いだ所得に所得税を納めているのに、それを貯蓄して死んだら相続税を納めないといいけないなんて、2重課税じゃん!という感覚なんだそうです。
たしかにその通りですね。
親がその親から引継いだ財産には相続税課税、親が自分で稼いで貯蓄した資産には非課税なら整合性がとれるでしょうか
とはいえ、親から引継いだ資産から得られた果実はどうするのか、親から引継いだ財産を売却して新しい資産を取得した場合にそれをどう認識するのかなど、複雑な問題がたくさんあって実用的な考え方ではないですね
By トモヤンクン

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