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コラム

2010.02.04

トモヤンクンの経営・会計言いたい放題

包括利益って、なんぞや①

今年の4月に始まる事業年度に係る財務諸表から上場会社において
包括利益計算書が財務諸表に追加されます。
ところで、この包括利益とは、いったいなにもので、
純利益とどう違うのでしょうか
簡単に言えば、
包括利益は、財産法で計算される利益
純利益は、損益法で計算される利益

なのです。
財産法と損益法の考え方は、簿記3級の一番初めの授業で習いました。
(名前は教えてもらいませんでしたが)
財産法は、一会計期間の利益=期末の純資産ー期首の純資産
損益法は、一会計期間の利益=収益ー費用
という考え方です。
初学時には「これらの利益額は同じです」と習うわけです。
期末純資産が20で期首純資産が10、期中に収益が40だったとすると、
費用はいくら?というやつですね。ちなみに答えは30です。

この2つの利益額が同じときに、クリーン・サープラス関係が保たれているといいます。サープラスsurplusとは、剰余金のことです。
ところが、最近の会計ではこの関係が成り立っていないのです
次回へ続く

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