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コラム

2010.01.26

トモヤンクンの経営・会計言いたい放題

世界各国のIFRS採用状況

IFRSは、国際財務報告基準と呼ばれる、国際的な会計基準のことです
日本は、2010年から一部の企業にIFRSの採用を容認するとともに、2012年までにIFRSの上場企業に対する適用義務化を行うか否かを決定する旨、公表したところです。
では、世界各国のIFRS採用状況はどのようになっているのでしょうか。
国内上場企業が適用することを容認
一部国内上場企業にその適用を義務化
国内全上場企業へ義務化
  (EU域内ほか)
国内企業に対し、IFRSとほぼ同一の国内基準採用を強制
  (オーストラリアほか)
2011年より国内上場企業へ義務化
  (カナダ、韓国)
2011年までに上場企業への義付けを行うかを決定
  (米国)
各国がIFRSの適用を決めてきた中で、日本や韓国、米国、カナダなどの先進国と呼ばれる国でIFRSの採用が遅れたのは、各国の会計基準が浸透しており、一般に認められているためだと考えられます。
日本は特に
日商簿記検定が浸透しているため、簿記知識を持った人が多いこと
会計基準のグローバル化がはじまった1980年代はバブルまっただなかで、日本ゴーゴーの雰囲気があったこと
日本特有の鎖国的保守主義
などから、IFRSの適用が遅れたものと考えられます。
既存の会計基準とIFRSとのすり合せ、コンバージェンスを進めてきましたが、日本においても2012年にIFRSの採用が決定されるのではないかと予想しています。
IFRSが上場企業に採用されて、中小企業には日本の会計基準が引き続き適用されるようになったら、簿記や財務諸表論はどういう形で勉強されるようになるのか、個人的には知りたいことろです

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