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コラム

2010.01.19

トモヤンクンの経営・会計言いたい放題

投資した あなた今では 含み損

またまた税研情報センターが2009年に開催した第1回会計川柳のコンテストからのご紹介です。
面白い川柳がたくさんありますので、引き続きご紹介します
投資した あなた今では 含み損
前回と同様に、投資したとき(結婚した時?)よりも、今の方が価値が下がっていることを嘆いている一句です
前回の一句が旦那様からの視点に対し、今回は奥様からのズバリ一言ですね負けてませんw
固定資産の含み損は
取得した時の価額である取得原価から減価償却費を差し引いた価額(帳簿価額)が、現在価値よりも下がっている際に生じます。
「固定資産の減損に係る会計基準」では、一定の方法で計算された金額より帳簿価額が高かった場合、使用価値ないし売却金額まで減価し、その含み損を当期の損失として計上することとしています。
子会社株式の含み損は
株式の公正な評価額が帳簿価額の半分を下回り、しかも、回復の見込みがない場合に当期の損失として計上します。
一方、棚卸資産や売買目的有価証券で含み損が発生することはありません。
棚卸資産は、低価法が用いられ、各期の費用(低価評価損)として、
金融投資目的資産は、時価評価され、各期の評価損失として
帳簿価額との差額は、すぐさま認識されてしまうので、損を含み得ないからです。
さて、今回の一句で、含み損が生じているとのことですが
一定以上の含み損がみられるようでしたら
投資した時の価値を忘れて(含み損を当期に計上して)
ご主人を再評価してみてはいかがでしょうか
戻らない価値をいつまでも計上していることは、財務諸表にとってもよくないことです。

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